ストラタシスがAMクラフトから四台のF9003Dプリンターを受注

アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、航空業界用3Dプリンティング・サービスビューローのAMクラフトから四台のF9003Dプリンターを受注した。F900シリーズは、ストラタシスのフラッグシップFDM3Dプリンターで、AMクラフトはインテリアパーツなどの各種の航空機用部品の製造に活用する。

AMクラフトの共同創業者でCEOのジャニス・ジャトニクス氏は、「我々のビジネスを成立させているのは、ストラタシスのFDMベースの3Dプリンティング・テクノロジーと、ストラタシスが開発したULTEM9085のような航空業界レベルの素材です。航空業界で求められる厳しい基準を満たし、最高レベルの再現可能性とトレーサビリティが確保できます」とコメントしている。

F900シリーズについて、ストラタシスの製造管理担当ディレクターのウェイン・ベンソン氏は、「今日の市場において最も多機能で、信頼性があり、最も再現可能性がある3Dプリンターです。ストラタシスの最大の3Dプリンターであり、高熱下でのプリントが可能で、高機能サーモプラスチックなどの14種類の素材が利用可能です。SA素材を使った簡単なプロトタイピングから、ナイロン12CFを使った高強度プリンティングまで、幅広く対応することができます」とコメントしている。

ストラタシスは最近、航空業界でのプレゼンスを強めている。ストラタシスは航空機製造大手エアバスにも3Dプリンターを納入し、共同で航空機用インテリアパーツなどの製造を行っている。