岡山県岡山市に拠点を置く医療機器メーカーのナカシマヘルスフォースが、第10回内閣総理大臣賞を受賞した。金属3Dプリンターを活用して骨の再生を促す構造(HTS構造)と、椎固定の安定化と高齢患者の負担軽減(治療期間の短縮)を実現した技術、量産化を実現した脊椎スペーサーの開発などが評価された。
HTS構造(Honeycomb Tree Structure)は、大阪大学大学院の中野貴由栄誉教授との産学連携研究から生まれた独自の多孔体構造。健常な骨に見られる「骨基質配向性」を誘導するように設計されており、インプラント周囲に強固で自然な骨再生をもたらす。金属3Dプリンターでのみ精密に再現できるとされている。
ナカシマヘルスフォース株式会社は2008年設立の医療機器メーカー。人工関節、骨接合材料、脊椎固定用材料等の医療機器の開発、製造、販売を行っている。特に整形外科インプラントはゼロから開発、製造、販売、調査を一社で行っており、医療の領域で独自のポジションを獲得している。
ナカシマヘルスフォースは、100年前に創業した船舶部品メーカーの「中島鋳造所」をルーツに持つユニークな歴史を持つ会社として知られている。

