大阪に本社を置く産業機器メーカーのダイヘンが、大型の構造物の造形が可能な大型メタル3Dプリンターを開発した。船舶用プロペラや、ロケットのノズルや燃料タンクなどの製造での活用を想定している。メタルワイヤーを溶かしながら造形する「アーク溶接」と呼ばれる技術を活用しており、メタルパウダーを溶かして造形する一般的なメタル3Dプリンターよりも製造コストを抑えられたとしている。
また、一般的なメタル3Dプリンターよりも速くメタルワイヤーを溶かすことが可能なことから、造形コストも抑えられる。船舶用プロペラを造形する場合では、一般的なメタル3Dプリンターの10倍の速さで造形できるとしている。
価格はメーカー希望価格で7500万円(税抜き)。ダイヘンでは今月5月29日から受注を開始する。今年2026年度は20セットの販売を目指し、試作品の造形などを請け負う3Dプリンティングサービスも始める。
ダイヘンは1919年設立、電力会社向け配電用機器、EV充電システム、産業ロボット、クリーン搬送ロボット、プラズマ発生用電源機器、AGV用ワイヤレス充電システムなどの各種の産業用機器を製造・販売している。同社は東京証券取引所に上場している。

