兵庫県西宮市に本社を置く3Dプリント住宅メーカーのセレンディクスが、先日イギリスで開催された「ファーンボロー国際航空ショー」で、3Dプリンターで構築した軍用シェルターのコンセプトモデルを公開した。
公開された軍用シェルターは前線で運用されるドローンの格納庫や、兵員用シェルターを想定したもので、「次世代防衛建築」として防衛分野への応用をアピールした。セレンディクスによると、同社は防衛大学校と共同で各種の評価試験を実施しているほか、飛翔体衝突実験などを行い、保護性能などを確認したとしている。
セレンディクスは、これまでに3Dプリント住宅の建設などで培った建設3Dプリンティング技術を防衛分野へ応用し、迅速で低コストな軍用シェルター構築を目指している。
セレンディクスは2022年3月に日本初の3Dプリント住宅「serendix10」を完成させ、住宅領域で3Dプリント住宅の建設実績を積み上げてきた。2025年3月にはJR西日本グループと共同で、JR紀勢本線初島駅において世界初となる3Dプリンター駅舎を建設し、話題を集めた。
「ファーンボロー国際航空ショー」(Farnborough International Airshow)は、イングランド南部のハンプシャー州ファーンボロー国際空港で偶数年の7月に開催される航空ショー。航空産業の重要な見本市のうちの一つで、一番大規模なパリ航空ショーと交互に開催され、同じく重要視されているベルリン国際航空宇宙ショーとは数週間違いで行われている。開催期間は7日間。

