ドイツの大型3Dプリンターメーカーのビッグレップが事業を精算し、事実上廃業する見通しとなった。ドイツ現地メディアの報道によると、ビッグレップGmbHの親会社ビッグレップSEは2026年6月29日に発表したプレスリリースで、ビッグレップGmbHの資産と負債を投資会社デ・クラスニーGmbHなど三社へ売却し、清算する手続きを裁判所へ申請したと報じた。これにより、ビッグレップSEもフランクフルト証券取引所から上場廃止となる見通しとなった。
ビッグレップGmbHの資産と負債を買収する三社は、資産を売却して負債を相殺し、剰余金が出た場合に株主へ還元するとしている。
ビッグレップは2014年設立、ドイツ・ベルリンに拠点を置き造形サイズ1立法メートルの大型3Dプリンター「ビッグレップ・ワン」などを製造、ヨーロッパとアメリカを中心に事業を拡大してきた。2024年6月には持ち株会社制へ移行し、フランクフルト証券取引所へ上場を果たしていた。
しかし、恒常的な営業赤字が続いたことなどからオペレーションキャッシュが流出し、バランスシートも悪化していた。ビッグレップは大型3Dプリンターの領域では相応のプレゼンスを確保できたものの、事業の採算性は最後まで確保できなかったものと見られる。

