ロケット・ラブがイリジウム・コミュニケーションズを買収

ロサンゼルスに拠点を置くロケットメーカーでNASDAQ上場のロケット・ラブが、アメリカの衛星電話・衛星インターネット接続サービス企業のイリジウム・コミュニケーションズを買収する。

アメリカ現地メディアの報道によると、ロケット・ラブはイリジウム・コミュニケーションズの株主に対し、イリジウム・コミュニケーションズの株式1株に対して現金27ドルとロケット・ラブの普通株を譲渡し、子会社化する。買収手続きはイリジウム・コミュニケーションズの株主総会での承認などを経て行われる予定で、完了は2027年半ばごろになる模様。

今回の買収により、ロケットラブはロケットの製造に加えて宇宙空間での通信サービスに事業を拡げることになる。イリジウム・コミュニケーションズが持つ全球規模のLバンド衛星通信網や周波数資産を取り込むことで、衛星の開発、打ち上げ、運用、サービス提供までを一体で手がける体制を目指す。

イリジウム・コミュニケーションズは、1998年に大手通信機器メーカーのモトローラのロバート・ガルビンCEOが設立した。高度780kmに66個の衛星を運用する衛星通信サービスで、当初は77機の衛星によるコンステレーションで計画されたため、原子番号77のイリジウムにちなんで名づけられた。