ロケット・ラブがアメリカ宇宙軍と2435万ドル規模のロケット開発契約を締結

カリフォルニア州ロングビーチに拠点を置くロケット製造ベンチャー企業のロケット・ラブが、アメリカ宇宙軍と2435万ドル(約24億3500万円)規模のロケット開発契約を締結した。発表によると、ロケット・ラブはアメリカ宇宙軍が展開する国家安全宇宙打上計画に従い、同社の次世代大型ロケット「ニュートロン」を共同で開発する。

アメリカ宇宙軍との契約締結について、ロケット・ラブの創業者でCEOのピーター・ベック氏は、「次世代のロケットを開発し、アメリカの安全保障上最も重要なミッション遂行に関与できることを嬉しく思います。また、宇宙軍と共同でニュートロンロケットの次世代バージョンを開発できることを誇りに思います。今回の契約締結は、アメリカ宇宙軍のニュートロンロケットに対する信頼の証であり、低コストで確実に打ち上げを出来る我々への期待を示すものです」とコメントしている。

ニュートロンロケットは軽量カーボン合金ベースで作られ、本体やメインエンジンの主要コンポーネントなどの多くの部品が3Dプリンターで製造されている。3Dプリンターを活用する事で軽量で強度の強い部品を製造出来、製造コストと時間を削減出来るとしている。