Cybe建設がキュラソーにカリブ海初の3Dプリント住宅を建設へ

オランダのCybe(サイビー)建設が、オランダの大手建設資材メーカーBIBと共同で、カリブ海の島国キュラソーにカリブ海初の3Dプリント住宅を建設する。発表によると、3Dプリント住宅は平屋建てで、オープンスペースとパテオが付いたデザインになるという。

Cybe建設の創業者でCEOのベリー・ヘンドリクス氏は、「近年エネルギーや資材価格の高騰などにより、住宅を安く建設することがますます困難になってきています。コンクリート3DプリンターとCybe建設が開発した独自のデザインにより、その問題を解決できます。建設3Dプリンターの経験豊富なナレッジリーダーとして、カリブ海に多くの3Dプリント住宅を建設してゆきます」とコメントしている。

キュラソーは、人口14万2千人のオランダ王国の構成国。面積444平方キロメートルの種子島とほぼ同じ大きさの島国で、ベネズエラの北60キロメートルに位置している。ラム酒をベースにしたキュラソー酒の産地として知られている。

CyBe建設は2013年11月設立のオランダのベンチャー企業。建設3Dプリンターの他、建設3Dプリンター用ソフトウェア、建築用素材などを製造している。Cybe建設は2017年6月にUAEのドバイでも研究施設を建設3Dプリンターで建設している。