Cybe建設がニュージーランド初の3Dプリントベンチを製造

オランダのCybe(サイビー)建設が、テクノロジー企業のQOROXと共同でニュージーランド初の3Dプリントベンチを製造した。長さ2.8メートルのベンチはCybe建設の建設コンクリート3Dプリンターで製造され、ニュージーランド・ハミルトン市内の公園に設置される。製造にかかった時間はわずか30分だったという。

ハミルトン市の関係者によると、Cybe建設の建設3Dプリンターは高さ4.5メートルの住宅ブロックを1時間で製造でき、一般的な大きさの住宅であれば1週間程度で建設できるという。

Cybe建設の建設3Dプリンターを輸入したQOROXは、建設3Dプリンターを住宅などの建設に加え、コマーシャルビルディング、リテイニングウォール、プランター、スカルプチャー、ピクニックテーブルなどの製造に利用する予定だとしている。

建設3Dプリンターの輸出に際し、Cybe建設は二人の技術者をニュージーランドへ送り、QOROXのスタッフに10日間のハンズオントレーニングを施したという。

CyBe建設は2013年11月設立のオランダのベンチャー企業。建設3Dプリンターの他、建設3Dプリンター用ソフトウェア、建築用素材などを製造している。Cybe建設は2017年6月にUAEのドバイでも研究施設を建設3Dプリンターで建設している。