マイティ・ビルディングズへの問い合わせが増加

3Dプリンターで住宅を建設しているアメリカのスタートアップ企業マイティ・ビルディングズへの問い合わせが増加している。マイティ・ビルディングズのザイン・エル・ハジイ氏によると、新型コロナウィルスのパンデミックの影響もあり、同社の3Dプリント住宅に関する問い合わせや見積り依頼が世界中から寄せられているという。

同氏は、「結婚したての若いカップルから、現在住んでいる住宅を建て増ししたいというシニアの方まで、世界中の国や地域からのお問合せが急増しています。新型コロナウィルスのパンデミックの影響で在宅勤務を余儀なくされている人から、在宅ワーク用に使いたいという声もいただいています。

マイティ・ビルディングズは2017年設立。多くの建設企業が工事現場で建設3Dプリンターを使って住宅などを建設する一方、同社は自社工場に設置した建設3Dプリンターで住宅を建設し、現場に設置する「オフプレミス・コンストラクション」を特徴としている。

マイティ・ビルディングズによると、同社の建設3Dプリンターは350平方フィート(約32.51平方メートル)の大きさの簡易住宅を、わずか24時間で建設できるという。同社の3Dプリント住宅は、これまでにカリフォルニア州サン・ラモンとサン・ディエゴにそれぞれ設置されている。同社はまた、住宅不足が深刻化しているカリフォルニア州オレンジ郡に大規模集合住宅を建設するプロジェクトを立上げている。