ドネレイル・グループがストラタシスとデスクトップメタルの合併に反対を表明

ストラタシスの大口株主のドネレイル・グループが、ストラタシスとデスクトップメタルの合併に反対を表明した。アメリカ現地時間の2023年9月21日にストラタシスに送付された書簡は、ストラタシスとデスクトップメタルとの合併には何ら経済的なメリットがなく、2023年9月28日に開催が予定されているストラタシスの臨時株主総会でのストラタシスとデスクトップメタルとの合併承認を求める決議に対して反対票を投じるとしている。

ドネレイル・グループはまた、同社が再三にわたってストラタシスとデスクトップメタルとの合併に異議を申し立ててきたにも関わらず、ストラタシスの取締役が無視し続け、株主の信頼を大きく損ねたと主張している。

ストラタシスとデスクトップメタルとの合併については、アメリカの大手プロクシーアドバイザーのインスティチューショナル・シェアホルダー・サービシス(ISS)が反対するよう株主へ助言している。

ストラタシスの発行済み株式の14%を保有する別の大口株主のナノ・ディメンションもストラタシスとデスクトップメタルとの合併に反対を表明している。

ドネレイル・グループは、ロサンゼルスに拠点を置くアメリカの投資企業。主にハイテクセクターの企業を中心に投資を行っている。