グラス・ルイスがストラタシスとデスクトップメタルの合併に反対するよう助言

アメリカの大手プロクシーアドバイザーのグラス・ルイスが、ストラタシスとデスクトップメタルの合併に反対するよう助言した。アメリカ現地時間の今週発表された声明の中でグラス・ルイスは、ストラタシスが計画しているデスクトップメタルとの合併を承認することは「現時点では適切ではない」とし、ストラタシスの株主に対して、2023年9月28日に開催予定のストラタシスの臨時株主総会において、ストラタシスとデスクトップメタルの合併決議を否認するよう求めている。

ストラタシスの株主に対しては、別のアメリカの大手プロクシーアドバイザーのインスティチューショナル・シェアホルダー・サービシス(ISS)が、ストラタシスとデスクトップメタルの合併に反対するよう助言している。

グラス・ルイスのストラタシスの株主に対する助言については、ストラタシスの取締役会は現時点までに何らの意思表明を表していない。

ストラタシスとデスクトップメタルの合併に関しては、これまでに大口株主の投資企業ドネレイル・グループや、同じく大口株主のナノ・ディメンションなどが反対を表明している。

プロクシーアドバイザーは議決権行使助言会社と訳され、対象企業の経営を評価し、その結果に基づいて、顧客である機関投資家等に対し、株主総会で提出される議案についての賛否を投資情報として表明することを業務とする会社。