ウォールバーハントン大学に英センター・オブ・エクセレンスが設立

英センター・オブ・エクセレンス(The UK Centre of Excellence for Additive Manufacturing)が、ウォールバーハントン大学(University of Wolverhampton)に設立されるとして話題になっている。

イギリス現地メディアの報道によると、センター・オブ・エクセレンスはイギリス政府の助成金6000万ポンド(約11億4600万円)と投じて設立されるもので、主にアディティブ・マニュファクチャリング関連テクノロジーなどの研究開発拠点として機能する予定。

センター・オブ・エクセレンスのプロジェクトには、ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのEOSとAMCMが参加する。センターにはEOSの「M290シリーズ」やAMCMの「290FLXシリーズ」などが導入される。

ウォールバーハントン大学のアルン・アージュナン教授は、「センター・オブ・エクセレンスの設立はイギリスのアディティブ・マニュファクチャリングにおける重要なマイルストーンです。新たなイノベーション、サステナビリティ、レスポンシブルマニュファクチャリングの時代の幕開けです。特にレーザープロセスやマシンラーニングなどを活用したプロセスディベロップメントなどを研究する予定です」とコメントしている。

アディティブ・マニュファクチャリングに特化したセンター・オブ・エクセレンスが開設されるのはイギリス初となる。