2024年度の全世界のアディティブ・マニュファクチャリング市場が、219億ドル(約3兆1755億円)規模へ拡大したとウォーラーズ・レポート2025が報じた。
同レポートによると、全世界のアディティブ・マニュファクチャリング市場はメタルアディティブ・マニュファクチャリング関連市場が前年比で11.1%拡大したことなどを受け、前年比で9.1%拡大したとしている。
市場セクター別では、アディティブ・マニュファクチャリングサービス関連市場が101億ドル(約1兆4645億円)で、最大のシェアを占めた。次いで3Dプリンター本体および関連市場が60億ドル(8700億円)だった。また、アディティブ・マニュファクチャリング用素材市場が44億ドル(約6380億円)、アディティブ・マニュファクチャリング関連ソフトウェア市場が14億ドル(約2030億円)だった。
3Dプリンターのタイプでは、FDM方式の3Dプリンターを筆頭とするポリマー系3Dプリンターのシェアがもっとも多く、全体の67.1%を占めた。次いでメタル3Dプリンターが29.7%を占めた。
「ウォーラーズ・レポート」を発行しているウォーラーズ・アソシエイツは、世界で最も権威あるアディティブ・マニュファクチャリング関連コンサルティング企業として知られている。また、ウォーラーズ・アソシエイツは、2021年11月に世界最大の国際標準化・規格認定機関のASTMインターナショナルに買収され、現在は同団体傘下で活動している。