NASCARとストラタシスがパートナーシップ契約を締結

アメリカのカーレース興行団体のNASCARと、アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスがパートナーシップ契約を締結した。発表によると、ストラタシスはテキサス州ベルトンの自社工場に設置されたストラタシスH3503Dプリンターを使い、NASCARの次世代レーシングカー用ウィンドシールド・エアコクピットベンチレーションユニットを製造する。

ストラタシスの戦略グロース部門担当副社長のパット・ケアリー氏は、「NASCARがアディティブ・マニュファクチャリング技術を活用して進化するのを目撃できることはエキサイティングなことです。我々はNASCARがレーシングカー用パーツのプロトタイピングからエンドユーズパーツの製造まで行うのを一環して支援してきました。今回、NASCARのパートナーに選定されたことを誇りに思うとともに、NASCARの次世代レーシングカー用パーツを製造できることに興奮しています」とコメントしている。

ストラタシスは先日、トヨタ傘下のレーシングチームのトヨタ・レーシング・デベロップメント(TRD)が自社の3Dプリンターを導入したと発表した。ストラタシスはカーレースの領域でのプレゼンスを着実に広げている。

NASCARは1948年設立のカーレース興行団体。全米48州に加え、カナダ、メキシコ、ヨーロッパでカーレースを開催している。