トヨタ・レーシング・デベロップメントがストラタシスの3Dプリンターを採用

トヨタ傘下のレーシングチームのトヨタ・レーシング・デベロップメント(TRD)が、ストラタシスの3Dプリンターを採用して話題になっている。

採用されたのはストラタシスのFortus 450mc、F370、F370CRの各シリーズ。TRDの最新レーシングカー「GR86」用部品の製造やプロトタイピングなどに活用するとしている。

TRDのデビッド・ウィルソン社長は、「アディティブ・マニュファクチャリングは、我々のレーシングカーのパーツをスピーディーにデザイン、製造することを可能にします。通常の製造方法は労働集約的で、コスト的にもより高くつきます。ストラタシスとパートナーシップを組むことで、我々の製造工程をより近代化でき、プロダクションのためのアディティブ・マニュファクチャリングの可能性をさらに高めることが可能になります」とコメントしている。

トヨタ・レーシング・デベロップメントはレーシングカーの開発や、カーレースで培った技術を活用したトヨタ車用チューニングパーツの製造などを行っている。また、同社のレーシングカーは、これまでにル・マン24時間耐久レースや、GRカップなどの世界的カーレースに参加している。