Cybe建設が四階建ての3Dプリント住宅を建設

オランダのCyBe(サイビー)建設が、四階建ての3Dプリント住宅を建設するとして話題になっている。

Cybe建設が建設するのは、Prefabricated Prefinished Volumetric Construction (PPVC) と呼ばれる工法で作られる住宅で、Cybe建設の工場で事前に製造されたコンストラクションブロックを積み重ねて建設される。他の建設3Dプリンターのようにオンサイトで稼働するのではなく、プレハブ方式で建設される。

コンストラクションブロックは、シンプルな構造のストラクチャーブロックから、アメニティ付きの完成アパートブロックまで、ユーザーの要求に合わせてカスタマイズ製造される。

Cybe建設によると、同社のPPVC工法は、国連が提唱する環境保護基準のSDG11に準拠しており、ゼロエミッションを達成しているという。

CyBe建設は2013年11月設立のオランダのベンチャー企業。建設3Dプリンターに加え、建設3Dプリンター用ソフトウェア、建築用素材などを製造している。CyBe建設は2017年6月にUAEのドバイでも研究施設を建設3Dプリンターで建設しているほか、ニュージーランドのハミルトンでもコマーシャルビルディングなどを製造している。