CyBe建設がオランダのオスに新製造拠点を開設

オランダのCyBe(サイビー)建設が、オランダのオスに新製造拠点を開設した。同社の発表によると、同社は世界的な住宅不足による建設需要の高まりを受け、製造能力を拡大させたとしている。CyBE建設は現在、月間2台のペースで建設3Dプリンターを世界中へ販売しているという。

CyBe建設の創業者でCEOのベリー・ヘンドリックス氏は、「世界各国の主要都市を中心に住宅不足が社会問題になっています。安価で適切な住宅を供給することは、世界共通の課題になりつつあります。建設3Dプリンターを活用することで、住宅の建設コストを1平方メートルあたり1500ユーロ(約20万2500円)から750ユーロ(約10万1250円)程度に削減することが可能になります。建設3Dプリンターこそ、住宅不足問題を解決するソルーションなのです」と説明している。

CyBe建設は2013年11月設立のオランダのベンチャー企業。建設3Dプリンターに加え、建設3Dプリンター用ソフトウェア、建築用素材などを製造している。CyBe建設は2017年6月にUAEのドバイでも研究施設を建設3Dプリンターで建設しているほか、ニュージーランドのハミルトンでもコマーシャルビルディングなどを製造している。