ドイツのメタル3DプリンターメーカーのEOSが、ブラジルの宇宙スタートアップBIZUスペースと提携し、次世代宇宙用途向けの金属アディティブ・マニュファクチャリング導入を支援する。
現地メディアの報道によると、BIZUスペースの技術者に対してEOSのアディティブ・マインズ・アカデミーによるDfAM(アディティブ・マニュファクチャリングのための設計)教育と、EOSアディティブ・マインズの専門家による技術支援が提供される。
BIZUスペースは、ブラジルで成長する商業宇宙分野の一翼を担い、国内初の民間開発による完全ブラジル製の軌道打上げ機プログラムに向けた推進技術の開発を進める。小型衛星ミッション向けに宇宙への独立したアクセスを確保することが目的で、燃焼室やクローズドサイクル・ターボポンプ技術を含む先進的なロケットエンジン部品向けに、産業用金属3Dプリントの活用を検討する。
BIZUスペースの共同創業者ラファエル・ガラテ氏は「ブラジルの宇宙産業は成長のエキサイティングな局面に入っており、現地で技術を開発し、国の宇宙能力を強化する新たな機会が生まれている」とコメントした。
宇宙プログラムでは、アディティブ・マニュファクチャリングへの依存が高まる中で、革新の加速や先進的な宇宙用途の実現、製造の複雑さの低減が求められる。こうした中で、技術と教育を組み合わせることが、宇宙推進のような要求の厳しい用途で産業用3Dプリントの利点を十分に生かす鍵となる。

