ウクライナ国防情報局が、ロシアの巡航ミサイル「フィリン」の詳細な分解情報と3Dモデルを公開した。現地メディアの報道によると、ミサイルは全長約3.4メートルの翼付き巡航ミサイルで、一部部品が3Dプリント製であったという。ロシアの巡行ミサイルに3Dプリント部品の使用が確認されたのは初めてと見られる。
同調査ではまた、アメリカ製部品35点と中国製部品22点も確認された。複数の回路基板やシステムで共通の解決策の再利用が増えており、ロシアがサプライチェーンの簡素化と電子機器の標準化を進めながら、中国技術への依存を高めていることが示唆されている。
ウクライナの戦争支援のためのクラウドファンディングを行う非営利団体主宰者のセルヒー・ステレンコ氏は、テレグラムのインタビューで「この種の空中攻撃兵器が大量に使われる事態を待ち受けている。(旧式ドローンの)ジェット式のシャヘドは、これに比べれば小さな問題だったと振り返ることになるだろう」とコメントしている。
一方、NATO北大西洋条約機構は今年夏、欧州防衛庁の積層造形ビレッジワークショップに初めて参加した。9月にはGKNエアロスペースが、ITAR規制の対象部品を含まない無人航空機の実証機を公開している。ウクライナはすでに、他国製兵器の代替品の生産にアディティブ・マニュファクチャリングを活用している。

