カナダ・アルバータ州で3Dプリント銃の摘発件数が増加

カナダ・アルバータ州で3Dプリント銃の摘発件数が増加している。現地メディアの報道によると、アルバータ州の州都カルガリーでの3Dプリント銃の摘発件数は17件で、2020年と2021年の2年間合計での摘発件数を上回ったという。

カルガリー警察のベン・ローソン刑事部長は、「3Dプリント銃の摘発件数は確実に増加しています。捜査の件数が増えたということもありますが、実際に3Dプリンターで銃を製造するケースが増えています。3Dプリンティング技術は年々進化しており、価格300ドル(約30,000円)の3Dプリンターでも3Dプリント銃の製造が十分可能です。3Dプリント銃の製造方法も、違法なダークウェブなどから入手可能です。3Dプリント銃は、我々のコミュニティにとってさらに脅威になる可能性があります」とコメントしている。

カナダでは個人による銃火器の所有は禁止されており、3Dプリント銃の所有も同様に禁止されている。

3Dプリント銃の摘発件数はカナダ全体でも増加しており、昨年2022年では100丁以上の3Dプリント銃が押収されている。

3Dプリント銃は製造番号などを持たずトレースができないため「ゴーストガン」とも呼ばれている。