6Kアディティブが2026年度第3四半期決算を発表

アメリカのメタルパウダーメーカーの6Kアディティブが、2026年度第3四半期決算を発表した。現地メディアの報道によると、売上は720万ドル(約11億4000万円)で前年同期比61%増となり、うちメタルパウダーの売上は550万ドル(約8億7000万円)で72%増だった。メタルパウダーの新規受注は1230万ドル(約19億4000万円)に上り、9月末の受注残は1810万ドル(約28億6000万円)で過去最高となった。

ニッケル合金パウダーの売上は前期比50%増で、需要は防衛関連や設備メーカー、受託製造業者から寄せられた。難溶性合金メタルパウダーの受注残は70万ドルで過去最高となった。

9月末に発表されたADDMANとの30か月の契約は、718合金メタルパウダーの供給および専用在庫、使用済み材料のリサイクルを対象とし、810万ドル(約12億8000万円)で、同社がこれまでに結んだ最大の長期供給契約となった。

6Kアディティブの最高経営責任者、フランク・ロバーツ氏は、「ADDMANとの契約、ニッケルメタルパウダー売上の前期比50%増、難溶性合金メタルパウダーの過去最高の受注は、すべて同じことを示しています。材料への需要が加速しているのです。同時に、顧客が必要とする生産能力に投資しながら、製造の生産性と運用実績の改善を続けました」とコメントしている。

需要増に対応するため、同社はペンシルベニア州バーゲッツタウンの製造拠点を拡張している。2026年末までに新しいメタルパウダー製造装置の試験を開始し、2027年初頭に生産を増やす見通しだ。メタルパウダーの生産をカリフォルニア州からペンシルベニア州へ移す計画もある。拡張は、米国輸出入銀行との2740万ドル(約43億3000万円)の借入契約と、国防生産法第3条プログラムによる支援に支えられている。