カリフォルニア州で3Dプリンターでマシンガンを製造した男が逮捕

カリフォルニア州ベンチュラ郡シミバレーで、3Dプリンターでマシンガンを製造した男が逮捕された。

ベンチュラ郡保安官事務所が発表したニュースリリースによると、シミバレー市内に住む35歳の男アンドリュー・デュランは、自宅で「複数の3Dプリンターで製造された銃火器、セミオートマチック銃をフルオートマチック銃へコンバートするためのコンポーネント、および大量の販売用メタンフェタミンをそれぞれ所有している疑い」で逮捕されたという。メタンフェタミンは覚せい剤の一種で、アメリカでは闇市場で違法売買されている。また、現場では近隣市サウザンドオークスの住宅で盗難されたとみられる拳銃も発見された。

警察関係者は、デュランが製造した3Dプリント銃はベンチュラ郡全域で相当数が販売され、広範囲に流通していると見ている。デュランは、過去に銃火器の所有を禁じる法律に違反し、逮捕されている。

デュランは今後、違法マシンガンの所有、盗難品の所有、銃火器の違法所有、銃火器の保有が禁じられた人物への銃火器の販売などの罪により起訴されると見られる。デュランは郡内の留置所に留置されていたが、5万ドル(約725万円)の保釈金を支払い保釈されている。