カリフォルニアのベンチャー企業が子供用メガネを3Dプリンターで製造

カリフォルニアのベンチャー企業が、子供用メガネを3Dプリンターで製造するとして話題になっている。

子供用メガネの製造を開始するのはスタートアップ企業のフィッツ・フレームズ社。ユーザーは専用アプリをダウンロードして子供のメガネサイズを計測し、デザインや色などを指定して注文する。

フィッツ・フレームズは、創業者ハイディ・ハーテル氏の個人的な経験をもとに設立された。ハーテル氏自身が幼い幼児の親で、子供用のメガネを一般のメガネ店で購入しようとして経験した苦労が設立の発端となったという。ハーテル氏によると、アメリカの一般的なメガネ店では、3歳から7歳の児童向けのメガネの在庫がほとんどなく、また在庫がある場合でもサイズやデザインが一部に限定されているという。

注文はフィッツ・フレームズのウェブサイトからも行える。価格は95ドルからで、年間185ドルのサブスクリプションサービスも利用可能。

メガネを3Dプリンターで製造する機運は世界的に高まっている。フランスの大手3Dプリンティング・サービスビューローのスカルプティオも、フランスのベンチャー企業のOctobre71と共同で、カスタムメガネの製造サービスを開始している。