メイド・イン・スペースが世界最大の3Dプリント造形物を製造 https://www.space.com/39790-made-in-space-3d-printing-guinness-world-records.html

メイド・イン・スペースが製造したのは長さ123フィート8.25インチ(約37.7メートル)のビームと呼ばれる造形物で、カリフォルニア州モフェット・フィールドにあるメイド・イン・スペースのキャンパス内に展示されている。同社は既にギネスブックに世界記録として申請し、受理されたという。

製造に使われた3Dプリンターは、メイド・イン・スペースが現在展開しているアーキノート・プロジェクトで使われる予定のもの。アーキノート・プロジェクトでは3Dプリンター、がロボットアームなどと共同で、宇宙空間での衛星の修理などに使われるという。アーキノート・プロジェクトはまた、火星有人宇宙飛行船のパーツづくりや、月や火星での居住施設用建設部品の製造なども目指している。同プリンターにはこれまでに造形物の「耐熱バキュームテスト」が行われ、通過したという。

メイド・イン・スペースはNASA傘下のシンギュラリティ大学出身者が中心となって設立したベンチャー企業。同社は人類史上初めて国際宇宙ステーションに3Dプリンターを設置し、宇宙空間での3Dプリンティングに成功した。現在国際宇宙ステーションには同社が設置した2台の3Dプリンターが稼働し、各種のパーツづくりなどに活用されている。