豪タスマニアのロビー団体が、3Dプリンター銃用3Dモデル保有禁止運動を開始 https://all3dp.com/3d-printed-gun-firearm-weapon-parts/

オーストラリア・タスマニア州のロビー団体「ガン・コントロール・オーストラリア」が、3Dプリンター銃用3Dモデル保有禁止運動を開始した。

オーストライアでは3Dプリンター銃の製造、所有が厳しく制限されていて、3Dプリンター銃用3Dモデルを所有することも一部の州で禁止されている。ガン・コントロール・オーストラリアは、ニューサウスウェールズ州に続いて3Dプリンター銃用3Dモデルの禁止を目指すとしている。

ガン・コントロール・オーストラリアの副会長ローランド・ブラウン氏は、「現時点では人々は自宅の裏庭で銃を製造する事は困難だが、3Dプリンター銃の登場はそれを覆し、人々に簡単に銃を持たすことにつながる可能性がある」とコメントしている。

ブラウン氏は、パソコンやデジタル媒体における3Dプリンター銃用3Dモデルの所有は、アダルトコンテンツの所有と同様に、規制されるべきだと主張している。

オーストラリアでは、1996年にタスマニア州で発生し、死者35人、負傷者15人を出した銃乱射事件ポート・アーサー事件を機に、今日までに銃規制が広く進んでいる。3Dプリンター銃についても一般の銃と同様に規制を求める機運が高まっている。