3Dプリント自転車が東京オリンピックの競技で破損

3Dプリンターで製造された競技用自転車が、現在開催中の東京オリンピックの競技で破損し、関係者の注目を集めている。

破損したのはオーストラリアのアレックス・ポーター選手が乗っていた競技用自転車。オーストラリアのカスタム自転車メーカーのバスティオンが製造した。バスティオンは、2015年に自動車業界出身の工業エンジニアらが設立した自転車メーカー。レニショーのチタン3Dプリンターを使い、選手一人ひとりの大きさや特性に合わせた競技用自転車を製造している。

なお、ポーター選手の自転車のデザインは、バスティオンではなく、カナダのアーゴン18が行ったという。

事故は8月2日に行われた自転車競技パシュートにて発生した。ポーター選手がトラックを時速65キロメートルで走行中、マディソン・ハンドルバーと呼ばれるハンドルの部分が突如脱落した。ポーター選手は転倒したもののケガなどはしなかった。

バスティオンは公式発表の中で、「我が社のチームは現在、オーストラリア・オリンピックチームと共同で、ハンドルバーが欠落した事故について調査しています。我々の第一の関心事はアレックス・ポーターとチーム全員の安全です。いずれにせよ、オーストラリア自転車チームの協力を得ながら原因解明を進めて行きます」とコメントしている。