オーストラリアのヘアドレッサーがシャンプーボトルの廃材から子供用義手を製造 http://www.chroniclesofanewcreation.com/tag/shampoo/

オーストラリアのヘアドレッサーがシャンプーボトルの廃材から子供用義手を製造して話題になっている。

義手を製造したのはヘアドレッサーのバーニー・クレイブン氏。同氏は二年間にわたり、ヘアサロンで廃棄されるシャンプーボトル廃材のリサイクル方法について検討を重ねてきたという。

クレイブン氏は、「ヘアドレッサーとして40年以上仕事をしてきましたが、ヘアサロンでどれだけ資源が無駄にされているかを見てきました。そしてある時、自分自身がその責任の一端を負っていることに気づきました。今日、多くのものが通常のフィラメントを素材に3Dプリンターで作られています。一方で、誰もリサイクル素材を使っていません。そして、多くの人が義手や義足を必要としていますが、経済的な理由からその願いをかなえられていません」 とコメントしている。

クレイブン氏が3Dプリンターで製造した義手は、12歳のヘイリー・ライトちゃんと11歳のコナー・ウィヴィル君に贈られた。義手の製造には15から20のシャンプーボトル廃材が使われたという。

クレイブン氏は、オーストラリア・クイーンズランド州内の38のヘアサロンからシャンプーボトル廃材を集め、義手用の素材として活用している。