ポーランドの3Dプリンターメーカーがカーボンファイバーフィラメントをリリース https://www.tctmagazine.com/3d-printing-news/omni3d-carbon-fibre-reinforced-polyamide-12-material/

ポーランドの3Dプリンターメーカーのオムニ3Dが、カーボンファイバーフィラメント「CF-PA-12」をリリースした。

CF-PA-12はカーボンファイバーで強化されたポリアミド12ポリマーフィラメント。強い強度と硬度、3Dプリント時の低収縮率を特徴としている。ABSベースのフィラメントの中で高い強度を持つABS-42フィラメントの約2.5倍の強度を持つとしている。またCF-PA-12は高い耐熱性も有しており、最大160℃まで耐えられるとしている。CF-PA-12は、特に完成品部品などの製造現場での利用が想定されている。なお、現在のところ、色は黒のみとなっている。

CF-PA-12は1.75㎜径の1㎏のスプールで提供され、一般的なFDM方式の3Dプリンターであれば利用可能。価格は非公開だが、リクエストごとに見積もりが提供される。

オムニ3Dはポーランド初のFDM方式の3Dプリンターメーカーで、これまでに工業用FDM3Dプリンターの「ファクトリー2.0プリンター」や、各種の高機能フィラメントををリリースしている。同社の「ファクトリー2.0プリンター」は、ポーランド、チェコ共和国、フランス、スイス、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、ロシア、インドで販売されている。