スペインの企業が遺骨を使った記念品作成サービスを開始 https://3dprint.com/183795/3d-printed-jewelry-from-ashes/

スペインの企業が遺骨を使った記念品作成サービスを開始し、話題になっている。

マドリッドに拠点を置く葬儀社ナーボン社は、3Dメモリーズという新サービスを開始した。3Dメモリーズは、亡くなった人の遺骨を木、プラスチック、鉄、磁器、セラミックなどの素材と混ぜ合わせ、3Dプリンターでペンダントなどのアクセサリーにするというサービス。サービスの開始に合わせ、ナーボン社は遺骨と素材の混合に関する特許を取得したという。

サービスの申し込みは電話か電子メールで行う。申し込みを受け付けるとナーボン社から遺族へ遺骨採集用キットが送られる。キットを受け取るとナーボン社はアクセサリー造形に必要な量だけ遺骨を取り、残った分は再び遺族へ返却される。

遺骨は指定された素材と混ぜられてナーボン社のデルタ型3Dプリンターで造型される。申込から受取りまで7-10日かかるという。

ジュエリーにはQRコードが付けられ、ナーボン社が立ち上げた専用ソーシャルネットワークに接続できる。ソーシャルネットワークでは亡くなった人の写真や動画を投稿したり、コメントをやり取りしたりできる。

遺骨を使った3Dプリンティングサービスは中国でも始まっているが、遺骨を使って記念品を作成するサービスはナーボン社のケースが初と見られる。