ロシアの宇宙飛行士が世界初の3Dプリント人工衛星を宇宙に放出 https://sputniknews.com/science/201612261049011599-russia-satellite-3D-printer-experiments/

ロシアの宇宙飛行士が、世界初の3Dプリント人工衛星を宇宙に放出した。

ロシアの小型人工衛星Tomsk-TPU-120は、ほぼすべての部品を3Dプリンターで製造した世界初の3Dプリント人工衛星。フィードル・ユルチクヒン宇宙飛行士とセルゲイ・リャザンスキー宇宙飛行士が共同で宇宙空間へ放出した。

衛生の放出作業には6時間を要した。最初にテスト用人工衛星TS530ミラーが放出され、その後Tomsk-TPU-120が放出された。

Tomsk-TPU-120は、Tomskポリテクニク大学、サウスウェスタン州立大学、RSCエネルギアが、Tomskポリテクニク大学設立120周年を記念して共同で開発した。

Tomsk-TPU-120は30 cm x 11 cm x 11 cmで、外観パーツなども含めてほとんどの部品が3Dプリンターで製造された。Tomsk-TPU-120は6ヶ月程度地球周回軌道を回る予定だという。

Tomsk-TPU-120は、3Dプリンターで製造された人工衛星の実用性などを検証するためにも運用されるという。3Dプリンターを人工衛星製造に活用する機運が今後高まることにつながると関係者は期待している。