デスクトップメタルが2022年度通年の売上見通しを修正

アメリカの3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のデスクトップメタルが、2022年度通年の売上見通しを修正した。それによると、今年2022年8月時点で2億6000万ドル(約351億円)としていたところを、2億ドル(約270億円)から2億1000万ドル(約283億5000万円)へ下方修正した。修正後EBITDA(利子・税・減価償却前利益)も2000万ドル(約27億円)の赤字へ修正した。

デスクトップメタルのリック・フュロップCEOは、「短期的には様々なチャレンジがありますが、長期的にはアディティブ・マニュファクチャリング市場は、マスプロダクションの領域を中心に、次の10年間で1兆ドル(約135兆円)規模に成長することが見込まれています。AM2.0ソルーションとともに、デスクトップメタルは成長し続ける市場で相当のシェアを確保する良いポジションに位置しています。長期的で堅牢な市場の次のステージを獲得できると確信しています」とコメントしている。

売上見通しの修正を受け、ニューヨーク証券取引所で取引されているデスクトップメタルの株は低迷している。本記事執筆時点でデスクトップメタルの株は1.94ドルで取引されている。