デスクトップメタルが2022年度第三四半期決算を発表

アメリカの3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルが、2022年度第三四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は4710万ドル(約65億9400万円)で、前年同期比で85.4%増加した。経常収支は30万ドル(約4200万円)の赤字だった。

部門別では、3Dプリンター本体の売上高が4290万ドル(約60億600万円)で、前年同期比で79.5%増加した。サービス部門の売上高は410万ドル(約5億7400万円)で、前年同期比で173.3%増加した。

2022年度第三四半期についてデスクトップメタルのリック・フュロップCEOは、「チャレンジングなマクロ経済環境が我々のビジネスの向かい風になっています。今年前半は当初の数値目標を達成できましたが、第三四半期に入ってから予定されていた注文が遅延されるケースが生じてきました。景気低迷により設備投資などへの支出を抑える機運が強まったためと判断しています」とコメントしている。

収支改善のため、デスクトップメタルはこれまでに全従業員の12%をレイオフするなど一連のリストラクチャリングを行っている。デスクトップメタルは、今後もさらにコスト削減のためのアクションを行うとしている。