Uber創業者が3Dプリントホテル・ベンチャー企業に投資

ライドシェアリング大手Uber(ウーバー)創業者のトラヴィス・カラニック氏が、3Dプリントホテル・ベンチャー企業のハビタスに投資し話題になっている。ハビタスが調達した資金の総額は2000万ドル(約22億円)で、カラニック氏の他、デーティングアプリのティンダー創業者ジャスティン・マティーン氏や、インドのアドテック起業家ディヴ・トゥラキア氏も投資している。

ハビタスは「ミレニアル世代のためのクラブメッド」を標榜し、ホテル施設用プレハブ建築物を3Dプリンターで建築している。メキシコの自社工場で建築し、世界中にある同社のリゾート施設に移送している。ホテル施設の建設にかかる時間は6ヶ月から9ヶ月だという。

ハビタスの共同創業者のオリバー・リプリー氏は、「我々は(ホテル施設を)レゴのように組み立てます。従来のホテル作りでは考えられなかった手法です。我々は、年内に全世界の8つのロケーションにリゾート施設を建設し、来年以降は毎年10から12の施設を建設してゆきます」とコメントしている。

トラヴィス・カラニック氏は1976年生まれのアメリカの起業家。ファイルシェアリングシステム開発スコーアや、コンテンツ共有システム・レッドスウーシュなどを起業し、2010年にライドシェアリングプラットフォームのUberを起業した。Uberの創業者兼CEOとして務めていたが、セクシャルハラスメントなどの問題を起こし、2017年に同社を退任していた。