SLMソルーションズが史上最大規模の売買契約を締結 https://www.youtube.com/watch?v=Mjf6oaMVWr8

ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのSLMソルーションズが、同社史上最大規模の売買契約を締結した。

契約は同社のSLM280シリーズ50台の販売に関するもので、売買金額は最大で4,300万ユーロ(約56億円)程度になる見込み。3Dプリンターは今年から2020年にかけて、中国の販売パートナーを通じて納入されるという。販売先などの具体的な内容については明かされていない。

SLMソルーションズは今年6月にも、10台のSLM500シリーズを中国の企業に販売すると発表していた。今回の大型受注により、同社の今年の売上が大きく増加するものと見られる。

SLM280シリーズはマルチレーザータイプのメタル3Dプリンターで、SLMソルーションズの3Dプリンターの中で最も売れているシリーズ。最大700ワットの出力でメタルパウダーを溶融する。SLMソルーションズは、昨年一年間で65台のSLM280シリーズを販売している。

SLMソルーションズは2006年設立。ドイツのルベックに拠点を置き、各種の製造業向けハイエンドメタル3Dプリンターを製造している。同社は2014年5月に、フランクフルト証券取引所に株式を上場している。