SLMソルーションズが2021年度上半期決算を発表

ドイツのハイエンド3DプリンターメーカーのSLMソルーションズが、2021年度上半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上高は3170万ユーロ(約39億6250万円)で、前年同期の3120万ユーロ(約39億円)から若干増加した。3Dプリンターの売上高は2470万ユーロ(約30億8750万円)で、前年同期の1370万ユーロ(約17億1250万円)から増加した。3Dプリンターの売上高は、新型コロナウィルスの影響を受けた前年から大きく回復した結果となった。

決算について、SLMソルーションズのサム・オリアリーCEOは、「SLMソルーションズは、2021年度上半期においてポジティブな展開を見せることができました。新型コロナウィルスの感染拡大により、打合せや会議、出張などが制限されましたが、ワクチンの接種が進むにつれて企業活動環境も徐々に改善してきました。昨年に比べると、お客様とのやり取りもずっとやりやすくなりました。今年後半もビジネス環境はさらに改善し、より多くの売上を上げることが出来るでしょう」と前向きにコメントしている。

2021年度上半期決算の発表とともに、SLMソルーションズは、今年11月にドイツのフランクフルトで開催されるアディティブ・マニュファクチャリング関連展示会のFormnext 2021に出展しないことを発表した。SLMソルーションズは、今後はインターネットを使った情報発信や、アディティブ・マニュファクチャリング関連人材の育成へ投資してゆくとしている。