ロールスロイスがSLMソルーションズのメタル3Dプリンターを導入

イギリスの自動車製造、航空機用エンジン製造のロールスロイスが、ドイツのSLMソルーションズのハイエンドメタル3Dプリンターを導入したとして話題になっている。ロールスロイスがメタル3Dプリンターを導入するのはアーカムに続くものとなる。

ロールスロイスが導入したのはSLMソルーションズのSLM500シリーズ。SLM500シリーズはチタン合金などを素材に、最大1.5メートルの長さのパーツを製造することができる。ロールスロイスは、自社の航空機用エンジン「トレントXWB-97」の部品や、エアバスに納入している航空機用部品の製造などに活用するとみられる。

SLMソルーションズのメダー・ハジャーCEOは、「ロールスロイスはアディティブ・マニュファクチャリング技術を導入している先端企業です。最先端の技術へアプローチする優れたチームが、極めて高度なアディティブ・マニュファクチャリング・ソルーションを実現しています」とコメントしている。

航空宇宙の領域では3Dプリンターの導入が着実に進んでいる。ロールスロイスのライバル企業のGEも、傘下に収めたコンセプトレーザーとアーカムのメタル3Dプリンターを活用し、最新エンジンのLEAPシリーズを製造している。