アメリカの鉄道車両・部品メーカーがGEのハイエンド3Dプリンターへ投資 https://www.metal-am.com/wabtec-corporation-invests-in-ge-additives-binder-jet-technology/

アメリカの鉄道車両・部品メーカーのワブテックが、GEのハイエンド3Dプリンターへ投資したとして話題になっている。

ワブテックが投資したのはGEアディティブが開発した「H2バインダージェット・テクノロジー」シリーズ。従来の製造方法から随時切り替え、2025年までに250点程度の部品製造に活用したいとしている。

ワブテックのプラットフォーム・アプライドイノベーション担当グローバルディレクターのフィリップ・モスレナー氏は、「アディティブ・マニュファクチャリングは我が社にとっての主要技術の柱であり、業界にイノベーションを起こすための中核的技術です。このマシンは、部品のデザインと生産を助け、エンジンや気動車などの製造コストを下げてくれるでしょう」とコメントしている。

ワブテックはペンシルベニア州ウィルマーディングに拠点を置く鉄道車両・部品メーカー。1999年にウェスティングハウス・エア・ブレーキとモーティブパワー・インダストリーズが合併して誕生した。同社は鉄道車両用空気ブレーキ、連結器、空気圧縮機、冷暖房システム、鉄道用電気機器などを製造している。同社の直近の売上は10億6000万ドル(約1166億円)となっている。