INTAMSYSがプロフェッショナル高温3DプリンターFUNMAT HT3Dプリンターをリリース https://3dprintingindustry.com/news/industrial-material-desktop-3d-printing-intamsys-funmat-ht-full-technical-specs-pricing-115638/

上海に拠点を置く中国の3DプリンターメーカーのINTAMSYSが、プロフェッショナル高温3DプリンターFUNMAT HT3Dプリンターをリリースする。

FUNMAT HT3Dプリンターは最高450℃までの溶融が可能で、PEEK、PPSU、Ultemなどのエンジニアリングプラスチックが使用出来る。また、ヒートベッドは最高160℃、ビルドチェンバーは最高90℃まで加熱出来るという。

FUNMAT HT3Dプリンターの造形サイズは最大260mm x 260mm x 260mm。今年後半には最大450mm x 450 mm x 600mmの大型バージョンがリリースされる予定。

FUNMAT HT3Dプリンターの価格は5,000ドル(約55万円)と、競合他社製品の半分から三分の一程度となっている。

3DプリンターでPEEKなどのエンジニアリングプラスチックを使いたいというニーズは世界的に高まってきているが、現在普及が進む一般的なFDM方式の3Dプリンターではノズルの溶融温度が最高300℃程度のものが多く、利用が出来ない。そのため、多くのFDM方式の3Dプリンターでは、使える素材がABSやPLAなどのポリマー系素材に限定されている。

高温3Dプリンターが普及することで、エンジニアリングプラスチックを使ったアディティブ・マニュファクチャリングが拡がる可能性があると業界関係者は期待している。