カナダの大学が2,700万カナダドルをアディティブ・マニュファクチャリング研究施設へ投資 http://msam-uwaterloo.ca/

カナダのウォータールー大学が、2,700万カナダドル(約22億3,776万円)をアディティブ・マニュファクチャリング研究施設へ投資する。

同大学によると、投資後の研究施設はアディティブ・マニュファクチャリング関連研究施設としては世界最大規模になるという。

マルチスケール・アディティブ・マニュファクチャリング・ラブ(MSAM)と名付けられた研究施設は、既にカナダ連邦経済開発局から890万カナダドル、オンタリオ州政府から620万カナダドルの助成金を獲得している。

今回の投資によりMSAMは、センサーを使った次世代アディティブ・マニュファクチャリング技術や、ソフトウェア、マシン・インテリジェンスなどの開発によりフォーカスするという。

MSAMにはすでにEOSとレニショーのメタル3Dプリンターの他、ストラタシス、スリーディーシステムズ、オプトメックのハイエンド3Dプリンターが設置されている。

MSAMはまた、GEエビエーションやシーメンスなどの企業や、アメリカ、イギリス、ドイツ、シンガポールの研究機関と提携するという。

オンタリオ州は3Dプリンターへの投資を強化している。ウォータールー大学に近いウェスタン大学も500万カナダドル規模のメディカル3Dプリンティングセンターを建設するなど、州内の各地で3Dプリンター・アディティブ・マニュファクチャリング関連施設が建設されている。