3Dハブズが3Dプリンティング市場が2024年までに350億ドル規模に成長すると予想したレポートを発表

オランダの3Dプリンティング・サービスビューローの3Dハブズが、全世界の3Dプリンティング市場が2024年までに350億ドル(約3兆8500億円)規模に成長すると予想したレポートを発表した。

3Dハブズが毎年発表している「3Dハブズ20203Dプリンティング・トレンドレポート」によると、全世界の3Dプリンティング市場は航空宇宙や自動車などの産業セクターでの成長が牽引し、今後年率24%の成長率で成長を続け、2024年までに350億ドル規模に成長するとしている。

3Dハブズの共同創業者でCEOのブラム・デ・ツウォート氏は、「(全世界の3Dプリンティング市場の中でも)特に中国とヨーロッパ市場における3Dプリンティングへの投資が拡大しています。産業セクターでは、特に航空宇宙と医療における投資が増えています。モノづくりがローカライズし、オンデマンドマニュファクチャリングへの需要の拡大が、市場全体を大きく成長させると予想します」とコメントしている。

同レポートはまた、特にメタル3Dプリンティング市場が年率40%程度の成長率で成長し、市場拡大を牽引すると予想している。

3Dハブズはオランダの起業家ブラム・デ・ツウォート、ブライアン・ギャレットの二人が2013年4月に設立した。同社に接続している3Dプリンターをインターネット経由でユーザーが利用した場合、オーナーが一定の手数料を受け取る仕組みを提供していた。