3Dハブズがビジネスモデルを一新、一般の3Dプリンターをネットワークから除外へ

世界中の3Dプリンターをネットワークしてきたオランダのスタートアップ企業の3Dハブズがビジネスモデルを一新する。同社の発表によると、同社は10月1日から同社がマニュファクチャリング・パートナーと認定していない3Dプリンターオーナーとの提携を中止するとしている。

同社のマニュファクチャリング・パートナーは一定の事業規模を持つサービスビューローが中心で、3Dハブズがこれまでにネットワークしてきた多くの個人3Dプリンターオーナーがネットワークから除外されることになる。

今回の決定について3Dハブズは、「モノづくりをより簡単に、よりアクセスしやすくするというのが3Dハブズのミッションです。3Dハブズはこれまでに170万点ものモノを作ってきましたが、それらのほとんどは(サービスビューローなどの)プロの業者によって作られてきました。より高品質で信頼できるモノづくりを強化するために今回の決定に至りました」と説明している。

3Dハブズの決定について、3Dハブズに3Dプリンターを提供してきていた個人の3Dプリンターオーナーから怒りの声が噴出している。

3Dハブズはオランダの起業家ブラム・デ・ツウォート、ブライアン・ギャレットの二人が2013年4月に設立した。同社に接続している3Dプリンターをインターネット経由でユーザーが利用した場合、オーナーが一定の手数料を受け取る仕組みを提供していた。