イギリスの発明家が3Dプリンターで空飛ぶジェットスーツを開発 https://www.nbcnews.com/mach/science/jet-pack-lets-you-live-your-iron-man-fantasies-you-ncna893661

イギリスの発明家が3Dプリンターで空飛ぶジェットスーツを開発し、世界的な話題になっている。

ジェットスーツを開発したのは発明家のリチャード・ブラウニング氏。背中と腕の部分に5つのマイクロジェットエンジンを搭載し、それぞれ推力を発して浮上する仕組み。スーツ全体の重さは27キログラムで、体の動きに合わせて飛ぶ向きなどを調整する。 なお、ジェットスーツの主要部品は3Dプリンターで製造されたという。

ブラウニング氏によると、ジェットスーツは最高時速90キロメートルで飛行可能だが、安全性を確保するために時速50キロメートル程度での飛行が推奨されているという。また、最高高度は3,650メートルまで上昇できるとしている。また、ジェットスーツの飛行時間は5-6分程度としている。

ジェットスーツは現在、ロンドンの老舗百貨店セルフリッジ・デパートメントストアで売りに出されていて、価格は34万ポンド(約5,100万円)。現時点では9機が売りに出されている。なお、ジェットスーツの購入者には、ジェットスーツの操作方法を教える講習がセットで提供されるという。

ブラウニング氏は今後もジェットスーツに改良を加え、エンジンの推力を強化して飛行時間を最大9分程度までに延ばしたいとしている。