アメリカのロケット打ち上げベンチャー企業が7500万ドルの資金調達に成功 https://www.forbes.com/sites/alexknapp/2015/04/14/rocket-lab-unveils-a-3d-printed-battery-powered-rocket-engine/#281e21d623c0

アメリカ・ロサンゼルスに拠点を置くロケット打ち上げベンチャー企業のロケット・ラブが、シリーズD投資ラウンドで7500万ドル(約85億5千万円)の資金調達に成功した。調達した資金はロケット製造施設の拡張に使われるという。

同社が開発した小型ロケット「エレクトロン」は2016年に打ち上げ許可を取得、330ポンド(約149.68㎏)の重量の衛星を地球周回軌道に乗せることが可能。価格は1打ち上げ毎に500万ドル(約5億7千万円)となっている。

「エレクトロン」の最大の特徴はロケットエンジンをエレクトロンビーム焼結3Dプリンターで製造している事。3Dプリンターで製造する事で同社のロケット製造コストは大幅に削減されている。

投資にはサンフランシスコに拠点を置くベンチャーキャピタルのデータ・コレクティブ、プロマス・ベンチャーズ、コースラ・ベンチャーズなどが参加したという。

今回の出資を受け、ロケット・ラブの時価総額は10億ドル(約1140億円)を超えたと見られている。