シェイプウェイズがSPACを通じてニューヨーク証券取引所へ上場

ニューヨークに拠点を置く3Dプリンティング・サービスビューロー・マーケットプレース運営大手のシェイプウェイズが、SPAC(特別買収目的会社)のガリレオ・アクイジション・コーポレーションを通じてニューヨーク証券取引所へ上場する。発表によると、ガリレオ・アクイジション・コーポレーションがシェイプウェイズを買収し、合併する。合併後の社名はシェイプウェイズで、旧シェイプウェイズのグレッグ・クレスCEOが引き続き新シェイプウェイズのCEOを務める。

クレスCEOは、「すべての人のデジタルデザインを実際のモノにトランスフォームするという我々のビジョンは、公開会社になるという今日大きなマイルストーンに到達しました。我々はビジョンを追求し、上場によって得た資金をもとにデジタルマニュファクチャリングをさらに強化し、シェイプウェイズのアディティブ・マニュファクチャリング能力を加速してゆきます」とコメントしている。

アメリカではSPACを通じて株式を上場するケースが相次いでいる。昨年2020年には3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルが、今年3月には同じく3DプリンターメーカーのマークフォージドとVELO3Dが、SPACを通じて株式を上場している。

シェイプウェイズは2007年にオランダの大手家電メーカー・フィリップスの社内ベンチャーとして設立された。これまでに10種類以上の3Dプリンターを活用し、各種の3Dプリンティングサービスを提供してきている。同社には、有力ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツやユニオンスクエア・ベンチャーズなどが出資していた。