ExOneが2020年度第三四半期決算を発表

ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのExOneが、2020年度第三四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上は1740億ドル(約18億2700万円)で、前年同期の1090万ドル(約11億4450万円)から60%増加した。特に3Dプリンターの売上が前年同期から164%増加し、売上拡大に貢献した。好調な決算の発表を受け、ニューヨーク証券取引所で取引されている同社株式の株価は値を上げ、10ドル77セントで取引を終えた。

同期間中の素材およびその他の売上は690万ドル(約7億2450万円)で、前年同期とほぼ横ばいだった。3Dプリンターの売上は伸びたものの、新型コロナウィルスのパンデミックの影響により製造現場での素材の需要が低迷したことが影響した。

同期間中に投じた研究開発費は200万ドル(約2億1千万円)で、前年同期の240万ドル(約2億5200万円)から16%減少した。

ExOneのジョン・ハートナーCEOは、「新型コロナウィルスのパンデミックというチャレンジングな時期において、過去最高の第三四半期決算を発表できたことを誇りに思います。テクノロジーのセクターに集中して製品を供給できたことが売上拡大の要因です」とコメントしている。