ExOneが2020年度第二四半期決算を発表

ドイツのハイエンドメタル3Dプリンターメーカーで米ナスダック上場のExOneが、2020年度第二四半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上は1110万ドル(約11億7660万円)で、前年同期の1530万ドル(約16億2180万円)から420万ドル(約4億4520万円)減少した。3Dプリンターの売上が前年同期から47%減少し、全体の売上を大きく下げる結果となった。2020年度第二四半期決算の発表を受け、米ナスダック市場で取引されている同社株価は1.44%上昇して取引を終えた。

新型コロナウィルスのパンデミックにより、スリーディーシステムズ、ストラタシスといった世界的な3Dプリンターメーカーの業績が低下する中、ExOneも同様の結果を残す形となった。

決算についてExOneのジョン・ハートナーCEOは、「(新型コロナウィルスの世界的な感染拡大にもかかわらず)我が社のビジネスのファンダメンタルは非常に強固です。昨今のマーケットの状況も我々にプラスに働いています。ExOneは100億ドル規模を持つ3Dプリンティング市場を構成する主要なプレーヤーの一社です。我々のバインダージェッティング技術はスイートスポットであり、スマートでサスティナブルなサプライチェーンという、メーカーが求めるインダストリー4.0を体現するものです」とコメントしている。