アレフ・オブジェクツが従業員の80%をレイオフ

ネット上に拡散した事業停止の噂を否定していたアメリカの3Dプリンターメーカーのアレフ・オブジェクツが、従業員の80%をレイオフした。現地時間の10月11日金曜日に同社がプレスリリースで明らかにした。113名の従業員から91名をレイオフした理由として、同社は事業継続に必要なキャッシュフローが確保できていないからとしている。

アレフ・オブジェクツの創業者ジェフ・モー氏は、今週月曜日からは残った22名の従業員とともに会社を運営してゆくとしている。

モー氏はまた、会社には500万ドル(約5億4000万円)相当の完成品在庫と仕掛在庫があるものの、今後製品の製造が困難になるとしている。

モー氏はさらに、現在複数の企業と営業譲渡やオーナーチェンジについて協議を行っているとしている。

アレフ・オブジェクツについては、アメリカの大手掲示板サイトRedditに同社がキャッシュフローの枯渇から事業を停止するのではという投稿がなされていた。

アレフ・オブジェクツは、ジェフ・モー氏が2011年に設立した3Dプリンターメーカー。これまでにオープンソースの3DプリンターLulzBotシリーズを製造販売し、ユーザーを増やしていた。