アレフ・オブジェクツが事業停止の噂を否定

コロラド州に拠点を置くアメリカの3Dプリンターメーカーのアレフ・オブジェクツが、事業停止の噂を否定した。アメリカの大手掲示板サイトRedditに投稿されてインターネットで広く拡散した情報に対し、会社として正式にコメントした。アレフ・オブジェクツのリサ・ケトナー・グローバルセールス・アンド・サポート担当副社長が、「最近一部の従業員を削減したのは事実だが、事業を停止するのではない」と発表した。

アレフ・オブジェクツは、今回実施した従業員削減についてより詳細な説明を行うとしている。削減された従業員数や職種などについては、これまでに明らかにされていない。

Redditに投稿された情報によると、アレフ・オブジェクツは長らく売上の低迷に苦しみ、利益が確保できない状態にあったという。また同社が保有するキャッシュフローが枯渇し、事業継続が困難になったとしていた。

アレフ・オブジェクトはコロラド州らブランドに拠点を置く2011年設立のスタートアップ企業。設立以来オープンソースの3DプリンターLulzBotシリーズを製造販売し、主に自動車、消費財メーカー、航空宇宙、防衛産業、医療、教育などのセクターを中心にユーザーを増やしていた。