ストラタシスの2018年度第一四半期売上が対前年比で6%減少 https://www.avaloninv.com/28309avecrocker/

アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスの2018年度第一四半期売上が、対前年比で6%減少した。同期間中の売上は1億5,380万ドル(約161億4,900万円)で、前年の1億6,320万ドル(約171億3,600万円)から約9,400万ドル減少した。

決算についてストラタシスのイラン・レビンCEOは、「第一四半期の売上について残念に思っています。北米市場のハイエンドシステムオーダーが振るわなかった事が原因だと考えています。特に公共セクターや、航空中、自動車などの市場で苦戦しました」とコメントしている。

第一四半期決算の発表を受け、ニューヨーク証券取引所で取引されているストラタシスの株価は約10%下落した。また、競合するスリーディーシステムズの株価も軒並み下落した。

ある業界関係者は、北米の3Dプリンター市場の競争激化がストラタシスの売上に影響を与えていると指摘している。特に、ストラタシスが得意とするハイエンド3Dプリンター市場のシェアを、新興のHPが奪っている可能性が指摘されている。

一方で、ストラタシスは航空機製造大手のエアバスとの協業を強化するなど、明るい話題も出てきている。

ストラタシスは、2018年度通年の売上を6億7千万ドル(703億円)から7億ドル(約735億円)、GAAPベースでの経常損失を2,500万ドル(約26億2,500万円)から4,100万ドル(約43億円)と見込んでいる。